ザ・レター事始め
仕事は一段落ついたと思っていたけれど
朝日新聞社時代の後輩から、theLetter というプラットフォームが朝日新聞のグループに入ったという連絡を2025年暮れにもらった。65歳で退社したのが2021年9月。その後、アエラドットで女性研究者のロングインタビューを連載し、それらをまとめて『科学に魅せられて-女性研究者という生き方』というタイトルで日本評論社から上梓したのが2024年秋(アイコンはこの本の書影です)。これで科学ジャーナリストとしての私の仕事も一段落ついたと思っていたところへの新しいプラットフォームのお知らせだった。そこで記事を書いてくれないかという。
年明けに担当者から説明を受けた。筆者は自由に書き、それを自分でアップする。原稿をチェックする人はいない。筆者を気に入った読者がメールアドレスを登録すると、アップするたびに記事がメールで届く。そうやって「登録読者」を増やしていくことが望まれるのだという。記事を有料にしてもいい。その設定もすべて筆者に任される。
42年余り勤めた朝日新聞では長らく科学や医療の報道に携わり、最後の10年間は「論座」というウェブ媒体の筆者兼編集者だった。このときも自分で書いた原稿を自分でアップしていた。このやり方は快適だ。同じようなやり方でできるのなら、ありがたい話だと思った。
技術も、社会も、世界情勢も猛スピードで変わる時代。その最先端を報じるような仕事はもはやできないけれど、日々生活する中で感じたこと、考えたことを肩ひじ張らずに文字にしていくことならできる。今まで書いてきたものとは違ったテイストに挑戦してみるのも良さそうだ。「theLetter という名前の通り、お手紙なんです」という担当者の説明を反芻しながら、そんな風に覚悟が固まってきた。
森下洋子さんの舞い姿に鼓舞されました
年末に松山バレエ団のくるみ割り人形を観た。森下洋子さんのクララを驚愕しつつ見つめた。1948年生まれ。私より8歳も年長の方がトーシューズでつまさき立ち、優美に、可憐に舞い踊っている。アンビリーバボー、と何度も心の中でつぶやいた。
私も頑張ろう。
まずは筋トレかな。
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