「認知症の高齢者が減っている」というデータに驚いた
「日本で認知症が減っている」ことをご存知でしたか? 高齢者(65歳以上)の有病率がここ10年で低下し、認知症高齢者の数も減っているのです。「高齢化が進む日本は認知症が増える一方で、将来は大変なことになる」という話ばかり聞かされてきた身には、驚きです。認知症は減っている。これを声を大にしてお伝えしたいです。
高橋真理子
2026.03.10
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認知症高齢者が700万人という「認知症2025年問題」
かつて、2025年には認知症の高齢者が700万人に達すると予想され、社会的・経済的負担が増えて大変なことになると、そこかしこで言われていた。これには「認知症2025年問題」という名前までついていた。さて、今年は2026年。認知症の高齢者は何人でしょうか?
実はその数を出すのはそう簡単ではない。病院で認知症と診断された人の数を数え上げることはできるだろうが、病院に行かない人も少なくない。それで、地域を定めてそこに住む高齢者全員に健康診断を受けてもらって、認知症の割合(有病率)をはじき出す、という研究が実施されている。