旧姓「併記」は誰も望んでいない―拙速な法制化はしないでください!

旧姓使用の法制化をめぐり、高市首相が3月2日の衆院予算委員会で、パスポートなど厳格な本人確認に使われる書類では「併記を求めるといった検討が当然必要になる」と述べた。あ~! 私が3月1日(日)に公開した記事で書いた懸念が早くも現実になった! 「併記」は困る。面倒が増える。本人も、役所も、銀行も、みんな面倒が増える。それが「当然必要になる」ような法制化はしないでください!!
高橋真理子 2026.03.03
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3月1日に公開した記事「パスポートの旧姓併記は『呪い』としか思えないー科学ジャーナリスト世界会議の後日譚」では、パスポートの旧姓併記を10年前の更新時に選び、それでトラブル続きだったので今度は併記をやめようとしたのにできなかった、という体験を書いた。

高市首相が関係閣僚に「旧氏の単記も可能とする基盤整備の検討を進める」ことを指示したというので、パスポートが旧姓単記OKとなるのなら嬉しいと思いつつ、銀行など人定(じんてい=まちがいなくその人であるかどうかを確かめること)を重視する現場では「両方の名前を書け」と言われるようになることを懸念し、「それは御免被る」と書いたのだった。

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