「男系男子」の連呼に無性に腹が立ってきた
政府が6月30日に閣議決定した「皇室典範改正案」には驚いた。「立法府の総意」としてまとめられたものにも違和感はあったが、それを超えて自民党が勝手にまとめた改正案は「国民の総意」とかけ離れ過ぎている。「男系男子」にこだわっていては、どんな「家」であろうと長続きしない。これは自然の理である。どうしてこんな簡単なことがわからないのか。現実を見ようとせず、幻想にしがみつく人たちに無性に腹が立ってきた。
高橋真理子
2026.07.02
読者限定
漫画家小林よしのり氏は、私の「宿敵」ではあるのだが・・
この問題については、多くの論者がさまざまな主張をしている。その中で、漫画家の小林よしのり氏の主張をここで紹介したい。実は、私は小林氏の著作『脱原発論』(2012年8月発行)で名指しで批判されたことがあり、そこを取り出せば「宿敵」と認定できるのだが、皇室典範改正に関する氏の主張には全面的に共感したのだった。宿敵なのに、図らずも共感してしまったので、皆さまにも紹介したいと思った次第。
まずは、自民党の中曽根弘文参院議員が、6月28日に憲法改正実現本部長として富山県で語った内容について。愛子さまの皇位継承を「あり得ない」と述べ、「愛子さまが天皇になったら、結婚する人もいない」「男子を産まないといけないというプレッシャーがある」とも語ったと共同通信が報じた。